今後の展望と取り組み


急激な社会の変化に対応すべく、情報収集・提供力などを駆使し、
お客様とメーカー、当社の共存共栄を図りながら社会に奉仕貢献していきます。

今後は、労働人口の減少に伴い生産現場における人手不足が顕著となるため、省人化や生産の自動化、効率化のニーズがより一層高まることが予測され、これらのニーズに対する営業活動を強化していきます。また、昨今話題となっている、さまざまなモノをインターネットに繋ぐことで得られる膨大なデータを使って生産性向上に役立てようとする「IoT(Internet of Things)」技術や、IoTを活用した先進的な工場「スマートファクトリー」を実現しようとする「インダストリー4.0」が、企業における新しい投資分野として成長することで、当社の主軸商品であるセンサーをはじめとする計測制御機器のニーズも今後高まるものと期待しております。

現在、当社は以下2つのプロジェクトに取り組んでいます。

①排水や排ガスの処理設備の効率化や更新需要に対するニーズの掘り起こし。
現在、環境問題への取り組みは、企業にとってもCSR(Corporate Social Responsibility)の観点から、最重要課題と位置づけられており、各社が環境規制違反リスクの回避を積極的に行う流れが定着する中で、当社は全国展開網を活用し、排水や排ガスのモニタリングシステムを中心として戦略的な営業活動を推進しています。

②国内製造メーカーの先端技術開発や研究開発、商品開発部門への営業強化
研究・商品開発分野は必要となる機器類も幅広く、当社の商品力の強化や実績づくりに直結するとともに、ひいては社会貢献や環境貢献への側面もあり、その一翼を担うことは、企業としての存在価値であると確信しています。

顧客の製造分野においては、当社主導による販売機器のシステム化やユニット化など、エンジニアリング機能の強化により、さらなる事業領域の拡大も目指しています。

当社の海外事業は、現在中国上海のみですが、中長期的な視点では、日系企業の海外への工場移転に伴い、新たな海外営業拠点の設置も検討して行きます。また、国内における販売エリアの拡大や商品提案力の強化を見据えたM&A(企業買収)なども、事業戦略の1つとして視野に入れています。

急激な社会の変化に対応すべく、これからも計測制御と産業機械の総合商社として、より一層情報収集力を高め、お客様にはソリューションを、メーカーにはお客様のニーズを提供し、良好な関係づくりと共存共栄を目指し、当社の存在価値を存分に発揮していきたいと考えています。